大学IRを活用した大学経営マネジメントの実施

 

大学IRを活用した大学経営マネジメントの実施

活動概要

北海道大学の研究力強化に向けた3つの戦略、「人材の多様化(ダイバーシティ)の推進」、「先端的な研究成果の創出と世界への発信」、「課題解決のための社会との連携強化」を着実に実施するには、IRを活用した改革を進めることが必要不可欠です。そのため平成29年7月に総長直属組織として設置された「総合IR室」に本部URAを室長補佐として配置しました。単なるデータ分析にとどまらず、大学経営戦略の企画立案をする機能を強化し、研究、財務、教学も含めた 総合的な大学IR機能を活用した大学改革を推進しています。

総合IR室では、総長および総長補佐と共に、マネジメント体制改革、経営分析、教育改革の3つの視点で様々な経営戦略企画を実施しています。

また、大学経営マネジメントに関わる研究基盤システム整備の一環として、グローバルファシリティセンターの事業を活用した独自の「研究基盤IR」を推進します。研究費および高額な研究機器の効率的な使用、研究に関わる人材、機器、資金全体の適切な配分を行うための計画および取り組みの実施を行っていきます。

 

活動一覧

本学保有データ分析に基づく大学経営戦略の検討

IR(Institutional Research)とは、研究戦略や教育改革、社会貢献の推進など、大学運営における戦略策定や意思決定をサポートするための情報収集・調査研究活動です。URAステーションは、長期的な視野に基づいた大学の目標達成に向けて総合IR室と連携し、経営戦略・運営におけるIRの有効活用を通して、大学ガバナンスのパフォーマンス向上をはかります。
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研究基盤(研究教育施設等)を活用した経営マネジメントにかかる戦略企画

国際研究拠点としての北海道大学を世界に認知させ、先端的研究を生み出し続ける重要なプラットフォームとして設立されたグローバルファシリティセンター(GFC)を中心に、高度な機器および優れた技術人材の共用システムの構築をさらに推し進めるための様々な事業を展開しています。

  • グローバルファシリティセンター(GFC)
  • オープンファシリティプラットフォーム
  • 先端研究基盤共用促進事業

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大学施設を活用した事業化に関する調査およびフィージビリティスタディ

北海道大学の地理的な利点や良さを活かし、大学施設を活用した様々な事業構想の企画・立案に参画しています。具体的には、施設環境マネジメントタスクフォース、キャンパスマスタープラン策定ワーキンググループのメンバーとしてURAが参画し、大学施設を利用した事業化のための戦略やシステム構築、学内ネットワーク構築を行っています。
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活動詳細

データ分析に基づいた大学経営戦略の検討

IR(Institutional Research)とは、研究戦略や教育改革、社会貢献の推進など、大学運営における戦略策定や意思決定をサポートするための情報収集・調査研究活動です。URAステーションは、長期的な視野に基づいた大学の目標達成に向けて総合IR室と連携し、経営戦略・運営におけるIRの有効活用を通して、大学ガバナンスの向上をはかります。

具体的には、論文数、被引用数などの数的データから、北海道大学の強みとなる研究領域を把握して他大学との差別化戦略を検討し、大学の学外評価向上に向けた経営戦略企画に生かします。また、教育と研究は密接にリンクしていることに着目し、入学時から卒業後までの習熟度の把握して、北海道大学ならではの教育方針の構築や、教育の充実による研究力の強化に資する分析を行います。

大学業務の効率化にも、データ分析を積極的に取り入れます。例えば各部局の財務情報や外部資金の獲得実績、保有する土地建物などの情報は部分的ではありますが既に蓄積されており、今後これらの活用に向けたデータ基盤の設計を検討していきます。

<活動事例>

長期目標・指標達成に向けた体制改革

北海道大学は、研究力強化のための3つの戦略「人材の多様化」、「先端的な研究成果の創出と世界への発信」、「課題解決のための社会との連携強化」について、全学的かつ長期的な成果目標・成果指標をそれぞれ設定しています。URAはこれらの目標・指標の達成のため、関連部局、研究者などからデータの収集を行っており、収集したデータの分析手順のマニュアル化、データベース化にも取り組んでいます。

教育・研究、管理運営に関する「大学力」の見える化

国内外の大学や研究機関と比較して、北海道大学の強みと弱みを把握するための分析を行って、大学改革戦略の立案に役立てています。特に、教育・研究と管理運営に関するデータと分析結果は「北海道大学ファクトブック」として取りまとめ、北海道大学公式ホームページなどを通じて一般にも公開しています。研究大学促進事業やスーパーグローバル大学創成支援事業などの具体的な方針、施策を定める際も、これらの分析の結果を踏まえた提案をURAから執行部に対して行っています。

教育の質を保証し向上させる教学改革

北海道大学では高い教育の質を保障するため、教育・学問分野にもIRを取り入れています。URAステーションでは教員や学生に対するアンケート調査や、学内外の教務情報の収集など、必要に応じた制度改善や意識改革を検討しています。

平成27年2月、URAステーションが企画し、理学研究院、生命科学院・先端生命科学研究院との共催で「PBL(Project Based Learning、課題解決型学習)実践のためのファシリテーター養成講座」を実施しました。学生の授業への参加意欲を伸ばし、主体的な学びを促す「ワークショップ型授業」を円滑に、また効果的にファシリテーションできる教員を育てることを目的としたもので、15部局32名(博士課程学生4名を含む)が参加しました。

 

研究基盤(研究教育施設等)を活用した経営マネジメントにかかる戦略企画

国際研究拠点としての北海道大学を世界に認知させ、先端的研究を生み出し続ける重要なプラットフォームとして設立されたグローバルファシリティセンター(GFC)を中心に、高度な機器および優れた技術人材の共用システムの構築をさらに推し進めるための様々な事業を展開しています。

グローバルファシリティセンター(GFC)構想

北海道大学は平成28年から、文部科学省「設備サポートセンター整備事業」、「先端研究機器共用促進事業」に採択されています。「先端研究機器共用促進事業」は、「新たな共用システム導入プログラム」と「共用プラットフォーム形成支援プログラム」の2つのカテゴリによって構成され、北海道大学はその両方に採択されているため、全国で最多の拠点数となっています。この事業の中核が平成28年1月に設立された「グローバルファシリティセンター」です。

グローバルファシリティセンターは、「人材育成」、「リサイクル』、「産学協働」の3つのコンセプトで、研究基盤に関する様々な新しい試みを実施しています。また、研究基盤IRに基づき、研究費および高額な研究機器の効率的な使用と、学内リソース(人・物・資金)の適切な配分を目指しています。学内機器の共用化や、学内で眠っている機器のリサイクルといった研究機器利用の最適化にとどまらず、オープンファシリティシステムの構築、学内外の利用者を対象とした受託分析、技術員の優れた技術を利用した試作・加工の受注、国際連携推進のためのデータベースの世界展開など、幅広い事業を展開しています。

GFC関連事業

その他イベント情報はこちら

開催日 イベント
平成26年3月10日 第1回北海道大学オープンファシリティシンポジウム
平成27年1月22日 第2回北海道大学オープンファシリティシンポジウム
平成27年1月22日 第1回北海道大学設備サポートセンター整備事業シンポジウム
平成28年2月3日 第3回北海道大学オープンファシリティシンポジウム グローバルファシリティセンターキックオフシンポジウム
平成28年11月29日 GFC共催第16回URAアドバンストセミナー「日本軽金属株式会社の経営について」
平成29年1月31日 第4回北海道大学オープンファシリティシンポジウム
試作ソリューション事業

北海道大学には機械工作、薄片技術、ガラス工作など、世界の学術領域においても貴重な技術を持つ技術職員が存在しています。このような技術職員の高度な独自技術を大学の重要な資産として活用し、企業などの学外からの試作依頼を受注する「試作ソリューション事業」が、グローバルファシリティセンターにて展開されています。本事業は資金作りのみならず、大学が持つ技術を伝える広報、技術人材の活性化などの様々なメリットを生み出しています。
試作ソリューション事業のウェブサイトはこちら

設備市場事業

「設備市場」は、北海道大学が独自に開始した研究費効率化のための中古研究機器・設備の売買システムです。 特に大型の研究費が取りづらく、高額な研究機器の購入が難しい若手研究者の研究支援と、学内での研究機器の効率的な使用を目的として運営されています。具体的には、教員が新しい機器の導入により使用しなくなった機器を「設備市場」に出品・販売(無償提供も可)でき、別の教員が市場に出品された機器を安価に購入できます。
設備市場のウェブサイトはこちら

 

大学施設を活用した事業化に関する調査およびフィージビリティスタディ

北海道大学札幌・函館両キャンパスの地理的な利点や特色を活かし、大学施設を活用した様々な事業構想のを企画・立案に参画しています。具体的には施設環境マネジメントタスクフォース、キャンパスマスタープラン策定ワーキンググループのメンバーとしてURAが参画し、大学施設の有効利用、保全、安全管理、および施設財務の適正化の検討を通じて、大学施設を活用した事業化のための戦略やシステム構築、学内ネットワーク構築を行っています。
北海道大学キャンパスマスタープラン詳細はこちら

 


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