研究者のためのライティング・リトリート withワンポイント英文相談&ミニセミナー開催のお知らせ
ライティング・リトリートとは、英語論文執筆に適した環境を一定期間提供するものです。普段、執筆のための塊の時間がなかなか取れないという研究者の方は、この機会に英語論文執筆という目的を共有する方々と執筆に集中してみませんか。
今回は、以前、参加者から好評だった講師を再びお迎えします。リトリート期間中には、英文個別相談に加えミニセミナーも新たに企画しました。ミニセミナーの内容は、過去のリトリート参加者の論文によく観察される特徴を基に構成していただきます。個別相談、ミニセミナーのご利用で、より正確で読みやすい論文執筆をより迅速に。是非、ご参加ご検討ください。皆様のご参加をお待ちしております。
日 時
2019年 3/5,6,7,8 9:00-15:30
会 場
北海道大学 創成科学研究機構4階セミナー室BC
http://www.cris.hokudai.ac.jp/cris/location-access/
対 象
本学の 教員、ポスドク 10名
1)査読付き英文学術誌への掲載もしくは投稿経験がある方
2)本学に所属している研究者(特任を含む)
応募者多数の場合,助教の方の参加を優先します。
論文公刊後,論文のHUSCAP掲載へご協力をお願いします。
お申し込み・参加費
事前申込が必要です。下記お申込みフォームからお申込みください。
お申し込み締切:2/15(金)まで
個人情報の利用目的につきましては、こちらのページをご確認くださいますようよろしくお願いいたします。
参加費無料。
プログラム
9:00集合 スタートアップ・ミーティング(必須),ミニセミナー(任意)各自個別に執筆
9:00集合 各自個別に執筆
15:30 プログラム終了後,各自適宜解散
9:00集合 各自個別に執筆
15:30 ラップアップ・ミーティング後(約30分),15:30解散
9:00集合 各自個別に執筆
15:00 ラップアップ・ミーティング後(約30分)
15:30 解散
ワンポイント英文個別相談、ミニセミナーについて
参加者は、事前に校正を希望する英語テキスト(750 単語程度)を提出します。テキストの内容は、アブストラクトやイントロダクション・セクションの冒頭など特に表現を強化したい部分です。提出されたテキストは、エダンズに所属する当該分野の専門家校正をつけてお戻しします。
リトリート期間中に1回、エダンズのエディターにマンツーマンで論文構成、表現に関する相談ができます(1回あたり30分程度)。個別相談は、事前に提出したテキストを中心に行います。
なぜその校正が必要だったのか、意図した内容は校正後の英文に的確に反映されているのか、校正の専門家に直接確認するチャンスです。個別相談の言語は英語です。
ミニセミナープログラム:
講師について
日本を拠点とする校正会社でのご勤務経験に加え、医学、社会科学ジャーナルの上級編集職、大学でのコミュニケーション科目のご担当、出版倫理委員会(Committee on Publication Ethics: COPE)の評議員としての活動等を通じて、日本人による学術ジャーナル出版に関する幅広い知見をお持ちです。過去、本学で開催した複数のリトリート・セミナーで講師を務めた際には、研究者の英語スキルに応じた的確なアドバイスは、シニア研究者など、英語での学術論文執筆に習熟した研究者からも好評を博しました。オックスフォード大学博士(生理科学)。
エダンズの講師プロフィールページ
Q&A
Q1 執筆に適した環境とはなんですか
A1 セミナー室に,専用の机と椅子,文房具をご用意します.印刷は,原稿データをお預かりして別室で対応します.また,執筆に専念いただたくため,セミナ―室内での携帯電話の使用は不可です.またインターネットへの接続もこちらではご用意しません.(先行文献の参照が必要な場合に備えて,ダウンロードした資料をデータで持参するなど,各自ご準備ください.)
Q2 今回の企画と,前回の企画内容に違いはありますか.
A2 あります.リトリート対象期間,リトリート対象テキストの分量が異なります.また今回は校正サービスはありませんが,過去のリトリートでの講師の経験をもとに,ミニセミナーを新たに企画しています.ミニセミナーの内容については,上記ワンポイント英文個別相談,ミニセミナーについての項目をご参照ください.
Q3 過去にこのプログラムに参加しました.今回も参加できますか.
A3 ご応募は可能です.ただし初めて参加される方が優先されます.ご希望の方はご相談ください.
Q4 4日間すべて参加しなければならないのですか.また英文校正相談・ミニセミナーの利用は必須ですか.
A4 4日間すべて参加いただける方を優先します.また初日の参加は必須です.英文校正相談・校正サービスの利用は希望者のみです.ライティング・リトリートのみの参加をすることも可能です.ご希望の方はご相談ください.
Q5 全く新規の原稿を執筆するということでなければいけませんか.
A5 いいえ.再投稿のための原稿の直しでも構いません.
Q6 英文校正の対象はすべての分野の論文でしょうか.
A6 理系やデータを用いる人文・社会科学系分野など,ある程度定型の論文構成が確立されている分野の論文に対して最も的確なアドバイスが得られると考えます.
Q7 過去の参加者はどのようにこのプログラムを活用したのでしょうか.
A7 シニア(教授)から若手(助教)まで幅広い教員の方にご参加いただきました.論文の構想はすでにある程度固まっていて,英語テキストの執筆を開始するという段階で参加される方が多くいらっしゃいました.また,すでに英文ドラフトをお持ちの方で,ブラッシュアップを目的に参加された方の中には,論文が完成し,次の論文構想に着手する段階まで進んだ方もいます.当初参加者ご自身で計画されていた執筆計画より,進捗が早かったというケースも多いようです.
Q8 執筆する論文は日本語でも構いませんか.
A8 今回は英語による論文のみを対象とします.
Q9 共著者がいます.執筆スペースで共同で執筆または打ち合わせをすることができますか.
A9 共著者の方は,執筆スペースに入室することはできません.隣室に休憩スペースを設けていますので,休憩スペースを活用して打合せをしていただくことは可能です.
前回参加者の感想
■ 会場は自身の研究室から少し距離もあったため,他用務から物理的に離れることで,集中して執筆できた
■ 他の参加者と執筆する空間を共有することで,論文を仕上げなければいけないというほどよいプレッシャーがかかった
■ 英文校正相談では,今回校正相談の対象としたテキストだけでなく,他の論文の執筆時にも応用できるアドバイスを受けることができた
本プログラムは,スタンフォード大学で実施され,好評のファカルティ・デベロップメントを参考にしています.ご関心のある方はこちら
■主催:北海道大学URAステーション、附属図書館
■共催:北海道大学高等教育推進機構高等教育研修センター
■お問い合わせ先:URAステーション 高木(内線:9578)
記事投稿日:2019年2月14日