about 統合URA本部について

ビジョン・概要

ビジョン


統合URA本部は、大学ビジョン「Novel Japan University Model」の確立を実現すべく「北海道大学を先導するURA」をミッションとし、活動を行っております。本学の研究力強化という観点に加えて経営に資する企画・提案・実行に軸足を置いております。
我々は、2050年ビジョンを作成しバックキャストして2030年のビジョンに落とし込みを行いました。以下の3つ取組みの達成を掲げて、統合URA本部全員で推進しております。

  1. 大学内研究情報の集約化:大学の研究なら何でも知っている
  2. 学外情報収集機能の向上:国内外の研究動向を知っている
  3. 北海道の自治体との連携の推進:自治体の課題やニーズを知っている

これら“知っていること”をURAが個人やチームの経験や知識を活かして化学反応を起こすことで、新たな学内の研究者との連携、国内外の研究者との連携、新しいプロジェクトの提案や自治体との連携および、競争的資金獲得に向けた提案を推進しております。これらの活動の根底には、本学の基本理念である1)フロンティア精神、2)国際性の涵養、3)全人教育、4)実学の重視があり、札幌農学校設立からの遺伝子を大切に、Lofty ambition(高邁なる大志)を持ち続けながらビジョンの達成に取り組んでいきます。
特に、北海道という広大な研究フィールド(実学の場)を持ち、フロンティア精神旺盛な研究者を引き付ける魅力ある北海道大学のブランド力を強化していきます。さらに、本学は北海道にある唯一の総合大学として、課題先進地域である北海道の自治体の抱えている課題への解決策を提案・実行し、また、人材育成という視点も加えて連携を進めることで、「Novel Japan University Model」の確立に貢献していきます。
研究力に関することであれば、統合URA本部に相談して頂くと全力で支援させて頂きます。

URAステーションの概要

北海道大学統合URA本部は、北海道大学の研究力強化にむけた戦略立案と実行を担う研究・経営マネジメントの専門家組織です。高度な専門知識を持つリサーチ・アドミニストレーター(URA)が、学内外の組織と連携しながら、研究を中心とした大学経営戦略の立案、外部資金の獲得支援や大型研究プロジェクトの企画・推進、研究推進・支援体制の整備を含む研究を発展させる環境づくり、自治体や学外機関との連携や、北海道大学ブランドの形成に至るまで、研究力をはじめとした北海道大学の総合力の強化に向けた幅広い活動を行っています。
統合URA本部は、2012年に創成研究機構URAステーションとして、文部科学省「リサーチ・アドミニストレーター(URA)を育成・確保するシステムの整備」事業の支援を受けて設立され、2024年から組織改組により現在の名称となりました。

国立大学法人化以降、大学法人としての自立した経営戦略が求められる中、従来の事務機能や、研究・教育機能とは異なる機能をもった組織力と人材が必要とされています。北海道大学ではURAを研究・経営マネジメントを担う高度な専門人材として位置付け、総長や研究担当理事のもと、部局や学内事務組織をまたいだ研究戦略や、大学経営に関わる重要業務を推進することで、大学法人として「自立した北海道大学」を目指してきました。主な成果として、これまでに文部科学省「研究大学強化促進事業」、JST「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」、JSPS「スーパーグローバル大学創成支援事業」、文部科学省「先端研究基盤共用促進事業」、JSPS「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」や、JSPS「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」など、数々の組織改革プロジェクトの申請と実施において統合URA本部が中核的な役割を果たし、北海道大学の組織・制度改革をけん引してきました。

北海道大学では、世界共通の目標である「持続可能なWell-being社会」の実現に向けて、新しい大学像として「Novel Japan University Model」の確立を目指しています。モデル確立を実現すべく統合URA本部では「北海道大学を先導するURA」をミッションとして、これからも研究・経営戦略に関わる全てのステークホルダーのハブとして、総長のガバナンスのもと、研究理事、事務組織、各研究部局および研究者、国内外の協力研究組織や、資金提供機関とともに、さまざまな活動を行なっていきます。