2023年6月19日、北海道内の8大学等で構成する「北海道ユニバーシティアライアンス(以下「アライアンス」という。)」が設置されました。アライアンスは、参画する各大学等が特色や強みを活かし、研究を始めとして教育や社会との連携といった大学の果たす役割に関する情報共有・分析や、具体的な事業の実施を連携して行うことにより、相乗効果を発揮して、北海道における地域課題の解決に貢献することを目的に掲げています。そのためには、基礎から応用に至る全般的な研究力の強化を一段と加速させることが必要不可欠であり、高度な研究マネジメントの機能が欠かせません。
北海道大学では、2012年のURAステーション設置以来、研究力の強化に向けた戦略立案と実行を担う研究・経営マネジメントの専門家組織となることを目指して、本部URAの育成を行ってきました。この本部URAを、アライアンスに参画する各大学等へ派遣することにより、培った研究推進・支援やURA人材育成のノウハウを共有します。そして、全道でURAネットワークを構築することにより、高度な研究マネジメントを発揮して新たな融合研究を創成・推進し、北海道の課題解決と新産業の創出に貢献します。
2023年10月より、室蘭工業大学MONOづくりみらい共創機構へ本部URA1名の派遣を開始しました。
北海道大学が主催する研究支援のイベント等に、北海道ユニバーシティアライアンスの参画大学から参加者を招待し、研究力強化のための機会を共有しています。これまでに、以下の取組を実施しました。
● 新たな異分野融合領域を生み出す場である北大・部局横断シンポジウムへの参加支援
● 論文執筆方法や論文出版のための戦略を習得できる論文出版セミナーへの参加機会提供
● 外部資金獲得のためのJST A-STEP産学共同2024年度公募説明会への参加機会提供