■ 合同大会ポスターセッション : (5) 産学連携支援
P32 COI拠点の企画推進を通じた社会実装支援活動事例
研究戦略推進支援業務

○佐藤 準、臼澤 基紀、清家 弘史、根本 靖久(東北大学 研究推進本部URAセンター)

東北大学のURAセンターでは、研究成果の社会実装に向けた戦略的な取組みを行っている。そのために当所が中心となって行うプレアワード・ポストアワード業務事例の一つとしてCOI-STREAMの拠点事業が挙げられる。将来社会のビジョンを見据えて産業界と連携して研究開発や知財プール化の仕組みを構築するなど、これまでにない特徴的な取組や試行例を紹介し、イノベーションの担い手としてのURAの役割を議論したい。

P33 東大COI発足におけるURAの役割
プレ・アワード業務

○林 輝幸 1、3、島田 昌 1、2、山上 圭司 4、大内 聡美 1、2、後藤 孝明 5、野田 正彦 6(1 東京大学 「若者と共存共栄する持続可能な健康長寿社会を目指す~Sustainable Life Care、 Ageless Society COI拠点~」、2 東京大学 大学院工学系研究科、3 東京大学 大学院理学系研究科、4 東京大学 TR機構、5 東京大学 医学部附属病院、6 科学技術振興機構)

東京大学は工、医、理、薬の四部局が連携して、「若者と共存共栄する持続可能な健康長寿社会を目指す~Sustainable Life Care、 Ageless Society COI拠点」を開設した。本拠点は、少子高齢化の中で、今後の我が国の社会を持続可能とするために、入院を外来に、外来を家庭に、家庭で健康に変えて行くことを目指して、低侵襲診断・治療機器、低コスト医薬、医療ICT等を開発するものである。本報告では、拠点の申請から開設におけるURAの役割を明らかにする。

P34 走りながら考えられるのか ― あるURAの日常
ポスト・アワード業務

○松浦 孝範(北海道大学 創成研究機構 URAステーション)

本学はCOI事業にトライアルとして採択された。本学に加えてサテライト機関の研究者・事務部門、参画機関、プロジェクトリーダー、研究リーダーなどとの連絡調整の傍ら、プロジェクトリーダーらとともに新たな構想をまとめつつ、新部局を立ち上げながら、参画機関が入居する建物の仕様・制度の議論に参加して…。あるURAの日常を通して、URAの仕事を考える。

P35 産学連携プロジェクト支援の現場から
ポスト・アワード業務

○栗谷 尚子(京都大学 先端医工学研究ユニット)

発表者は大型産学連携10年プロジェクトの7年目よりURAとして参画し、支援を行っている。URA導入以前、本プロジェクト運営は主に教員、事務職員、専門職員が担ってきた。既存の担当者との効果的な協働、URA独自の役割、学内機関との連携等に関して実例から抽出した課題・考察を紹介する。

P36 北大型イノベーション対話の新展開
ポスト・アワード業務

○江端 新吾、難波 美帆(北海道大学 創成研究機構 URAステーション)

北海道大学は、平成25年度大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業に採択され、フューチャー・サーチを改良した新たな対話手法「北大型イノベーション対話」を開発した。本成果を応用し、イノベーション(社会変革)を起こすべく動き出した新たな展開について紹介し、イノベーション対話とはなにかについて議論する。

P38 実用化のための知財戦略を伴う研究マネジメントの提案
関連専門業務

○小栁 智義(京都大学 学術研究支援室)

産官学連携政策の成果により、多くの大学が特許出願の仕組みを構築し、研究者も研究成果の発表時に特許出願を強く意識するようになりつつある。一方で実際に実用化に至る研究成果は数少ない。本発表では大学の「社会貢献」をキーワードに、発明届けから始まる大学の知的財産の課題とそれに対するURAとしての解決の試みを紹介する。

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