■ 合同大会ポスターセッション : (13) URA育成・キャリアパス
P63 URAの評価について考える
そのほか

○山田 光利 1、栗谷 尚子 2、原田 隆 3、山田 朗 4、五十畑 浩平 5(1 Smips・研究現場の知財分科会、2 京都大学 先端医工学研究ユニット、3 東京工業大学情報生命博士教育院、4 愛媛大学 先端研究・学術推進機構 教育研究高度化支援室、5 香川大学 研究戦略室)

URA組織への評価としては、外部資金獲得への貢献度が前面に出ていることが多いが、その点に違和感を感じる実務者は多い。他の評価軸について、またURAが個人で/単体で評価されるかべきか、そもそも誰に評価されるべきかなど、大学内外のURA以外の組織と比較しながら、様々な背景をもつ有志で行った議論を紹介する。

P64 URAかるた: URA業務の理解・共有を促進するゲーム教材
関連専門業務

○山本 祐輔(京都大学 学術研究支援室)

URA業務の情報共有・スキルアップのために、URAシンポジウム・研究会に参加したり、自分自身でもURA育成カリキュラムの設計、実施に携わってきましたが、運営者側の期待とは裏腹に「URA業務の理解」「URA同士の情報共有」「URA業務に関する学習」が進んでいないような気がしていました。URAの学習環境や相互研鑽をより良くできないか?そう思い「URAかるた」とそれを用いたゲームのプロトタイプを開発しました。

P65 Reflect & Learn: 先進事例調査の活かし方
そのほか

○望月 麻友美(大阪大学 大型教育研究プロジェクト支援室)

How exactly should we use Good Practice to improve our work? 我々日本版URAは、豊富な実績を有する海外の研究支援組織の事例調査をすることがあります。このポスターでは、デンマーク、オーフス大学のResearch Support Officeとの出会いに始まる、大阪大学職員とURAによるデンマーク現地調査、オーフス大学URAによる大阪大学でのセミナーやトレーニングの実施など、我々大阪大学URAの先進事例活用の試みを紹介します。

P66 アカデミア創薬におけるプロジェクトマネジメント
そのほか

○児玉 耕太、高山 大(北海道大学 創成研究機構)

大学のプロジェクトマネージャーとしての新たな業務への取り組みを紹介する。プレイングマネジャー的に実際にプロジェクトに共同研研究者として参画することにより、個別のプロジェクトのより詳細な理解を深め、プロジェクトの推進を図る意味でも非常に有効に機能しているケースを事実をふまえたフィクションとして報告する。

P67 北海道大学におけるURA職創設への道
そのほか

○加藤 真樹(北海道大学 創成研究機構URAステーション)

北海道大学では、URA職の創設に向けてワーキンググループを設置して検討を進めている。ワーキンググループは総務・人事関係および研究支援業務担当の事務系職員を中心に、URAや運営部局の管理職、総長補佐などで構成され、URAの実際の業務内容を元に事務的な手続きや規則に照らした形でURA職創設の検討を行った。これらの議論の過程を検証することで、大学に新たな「職」としてURAを創設する際に必要な情報や課題について考察する。

P68 URAのキャリアパスを考える
そのほか

○五十畑 浩平、國土 祐未子、松木 則夫(香川大学 研究戦略室)

URAは研究者、職員と並び大学などの研究機関でその重要度を増しているが、事務系の業務と研究者としての職務が混在するなか、URAの長期にわたるキャリアパスを明確に描くことは難しい。また、URAのキャリアパスを検討する際も、URAの枠を超え研究職や事務職との多元的な関係性のなかで包括的に議論されることは少なく、あくまでURAの域を脱しない近視眼的な議論に陥りやすい。こうした事態を打開する一助として、香川大学研究戦略室では、URAを研究職キャリアの一環としてとらえ、その可能性を探るとともに、今後求められるURA像を模索する。

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