天気予報では降水確率40%と不安な中迎えた当日ですが、晴天に恵まれ、事前に登録した参加者の皆さんが北方生物圏フィールド科学センターに集いました。
まず最初に、本イベントを主催した農学院土壌学研究室博士2年の浪江日和さんから、スライドを使ってわかりやすく化学肥料や農薬に依存しない「中耕自然農法」に関する研究紹介のあとに、参加者はグループに分かれてスタッフの学生とポプラ並木を通って水田に向かいました。
「中耕自然農法」に関する詳細はこちらから!
あいにく前日までの雨の影響で水田が非常に泥濘んでおり、転倒者が続出しましたが、皆さんどろんこになりながら稲刈りを楽しんでおりました。
刈り取った稲は束ねて、「はさがけ」を行いました。
稲刈り終了後は、事前に収穫したお米を使ったおにぎりが試食用として提供され、参加者の皆さんは「お米が甘ーい!」「美味しい!!」と無肥料・無農薬で栽培されたお米の味を楽しんでいました。
収穫、乾燥後に精米されたお米は、食べ比べができるように実験区ごとに分けて参加者の皆様にお配りし、アンケート調査も実施します。浪江さんのお話では、実験区によって味が違うということでした。
北大生産農場での研究のアウトリーチ活動を兼ねたこのようなイベントの開催は初めてということでしたが、参加者の皆さんに怪我もなく、普段は見れない北大生産農場での研究活動に触れられるよい機会となりました。
本イベントの様子は、北海道大学の魅力を発信するウェブマガジン「いいね!Hokudai」でも紹介されております。
【主催】
農学研究院 土壌学研究室
統合URA研究マネジメントステーション「地方学の実践支援プログラム」
【共催】
北方生物圏フィールド科学センター