国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同 ステージⅠ(育成フェーズ)の2024年度募集における新規採択研究代表者および研究課題を決定しました。
2024年度の同事業では、「産学共同 ステージⅠ(育成フェーズ)」は、 580件の応募に対し、【ICT、電子デバイス、ものづくり分野:16件】、 【機能材料分野:9件】、【アグリ・バイオ分野:17件】が採択されました。
本学からは4件の提案課題が採択されました。
採択者および採択課題は以下のとおりです。
研究領域 | 所属部局 | 氏名 | 研究課題名 |
ICT、電子デバイス、ものづくり分野 | 電子科学研究所 | 曲 勇作 助教 | 酸化物半導体の低温固相結晶化技術による高速・低消費電力デバイスの開発 |
ICT、電子デバイス、ものづくり分野 | 工学研究院 | 山田 悟史 助教 | 生体骨模倣多孔質構造による衝撃吸収・耐久性に優れた3Dプリント可能な頭部保護部材の開発 |
機能材料分野 | 電子科学研究所 | 片山 司 准教授 | 独自合成技術で拓く光アクチュエータの進歩と応用 |
アグリ・バイオ分野 | 薬学研究院 | 脇本 敏幸教授 | 化学酵素合成法を用いた環状ペプチド農薬の開発 |
A-STEP 産学共同は「ステージⅠ(育成フェーズ)」と「ステージⅡ(本格フェーズ)」で構成され、社会課題の解決などに向けた技術移転を支援するプログラムです。「ステージⅠ(育成フェーズ)」は、大学・公的研究機関等(以下、大学等注)という)における新規性・優位性のある基礎研究成果(技術シーズ)を企業等との共同研究につなげるまで磨き上げ、「学」と「産」のマッチングを行い、共同研究体制の構築を目指すものです。「ステージⅡ(本格フェーズ)」は、大学等の技術シーズについて、大学等と企業等との共同研究により実用化に向けた可能性を検証し、中核技術の構築に資する成果の創出と、その成果の大学等から企業等への技術移転を目指すものです。
「A-STEP」の事業詳細と、今回の採択課題決定の発表内容詳細はJSTのサイトをご参照ください。
□JST・HP「A-STEP」2024年度新規採択課題一覧
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1728/index.html
□JST・HP 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)
https://www.jst.go.jp/a-step/index.html